試合自体は、前半からオーストラリアのラグビーサッカーに完全にペースを握られる形で、準決勝までの戦いで、ほぼ形として出来上がったと思われた、日本のパスサッカーは完全に影を潜めてしまっていました。この原因の一つとして、オージーのリーチひいては懐の深さが故に、パスやトラップの距離感がつかめず、これまでなら通っていたパスがインターセプトされたり、ワントラップ目でいきなり足出されてかっさらわれる、というシチュエーションが続いたため、縦へのパスや突破をすることに恐怖感を感じてしまっていたことが挙げられるのではないかと思います。更に、雑なラグビーサッカーだと判っていながらも、ゴールまでボールを運ばれてしまったことで、DFも自信を失っていったこともあるかもしれません。もちろん、韓国戦の死闘でフィジカル面が万全でなかったこともあるでしょう。
もし香川がいたとしても、試合としては苦しくなってた可能性は高いと思いますが、昨日の右サイドの内田と淳吾は、攻撃に際してはほとんど機能していたとは言えず、淳吾のところがいつも通り△であれば、左右からの揺さぶりのオプションは増えてたかもしれませんね。僕個人的には、後半から淳吾⇒柏木を予測してたのですがね。まぁ確かに、あのメンバーの中ではフィジカル面では最も有利な選手でしたから、前半だけで変えるのは、かなりの冒険とも言えますからね。
李のゴールは、文句なしでしたね。ゴール前ドフリーで、ほとんどボレーのシュー練状態でしたが、あの場面でふかさずに決めれるのは、流石はストライカーですね。しかし、あの場面で褒めるべきは、誰がなんと言おうと長友でしょ。あの時間にあの距離を走って、あの場所にピンポイントでクロスを上げることができる体力と技術は、今の日本代表になくてはならない武器です。まさにUnstoppable!

右のデータを見てみると、一試合で驚くべきことに、15kmを走り、そのうちの5%にあたる750mをダッシュしているということが数値として現れてます。僕が内田のことをあまり好きでないのは、長友がこれだけ頑張っているのに、お前はもっと走れんのか!っていう気持ちもあるからなんですよね。更に、クロスの精度にしても、中途半端なのが多くて、逆にピンチを招くことも多い気がします。昨日の延長に入ってからは良かったですけどね。
兎に角、今回の優勝は本当に価値あるものだと思います。何よりコンフェデへの出場権を得たことは、大きなアドバンテージと言えるでしょう。今大会で見つかった課題として、やはりSBのバックアップは急務といえるのではないでしょうか?上でも書いたように、長友の怪我などがあった場合、さらに右は伊野波も悪くはないけど、心もとないですしね。4-2-3-1でいくのならば、やはり攻撃面も計算できるSBをもう1セットは欲しいところです。逆にCBは、これまでのツインタワーに頼りっぱなしの状況からは抜け出すことができたのではないかと思います。今野なんて、南アW杯中はこんなに頼れるDFだとは思っていませんでしたのでね。あとはやはり1トップのトコですか?前田は、得点こそ決めましたけど、ここぞと言うところで、Jリーグの時のような勝負強さを見せることができてないと思います。結局メンタル面なんでしょうか?
さて、3月のNZ戦の観戦が楽しみになってきましたね、みなさーん!


